法人の担当者・経営者、仕事でAIやITを活用したい個人
もっともらしい文章ほど、間違いに気づきにくいものです。AIが作った説明には、存在しない資料や古い情報が混ざることがあります。怖がって使わないのではなく、確認する場所を決めましょう。
- 01主張を抜き出す
- 02一次資料を開く
- 03条件と日付を確認
- 04承認して使用
矢印の順に、自社の状況へ置き換えて確認しましょう。
1. 流暢さと正しさを分けて考える
自然な日本語で答えていても、事実が正しいとは限りません。AIは文章を生成する仕組みであり、すべての回答が検証済みではありません。検索などの機能を使う場合も、参照先が質問に合っているか確認が必要です。
特に数字、日付、人物名、規則の説明を、文章の勢いだけで信用しないようにしてください。
2. 使う前に、確認対象へ印を付ける
原稿から金額、割合、出典、社外への約束を抜き出します。全部を同じ重さで読むより、誤ると影響が大きい項目を先に確認します。元資料があるなら照合し、外部情報なら公式ページを実際に開きます。
AIへ再度『正しいですか』と聞くだけでは、独立した確認になりません。出典の名前やURL自体が存在するかも見ます。

3. 根拠と条件を一緒に残す
同じ数値でも、対象期間や集計方法が違えば意味が変わります。資料の発行日、対象、条件を記録し、社内の判断に合うか確認します。古い情報を最新として紹介しないでください。
根拠が見つからない部分は削除するか、『未確認』と明示します。専門領域の最終判断は、該当する専門家や責任者へ戻します。
4. 確認できないときの扱いを決める
AIの回答を急いで埋めず、不明な点を質問として残す運用にします。社外発信では確認できない主張を載せないことも重要です。担当者と承認者を決め、間違いが見つかったら訂正できる記録を残します。
AIの便利さを活かすには、回答がない状態を無理に完成へ見せない姿勢が必要です。
判断に使う比較表
| 段階 | すること | まず確認する内容 |
|---|---|---|
| 主張を抜き出す | 流暢さと正しさを分けて考える | 自然な日本語で答えていても、事実が正しいとは限りません。 |
| 一次資料を開く | 使う前に、確認対象へ印を付ける | 原稿から金額、割合、出典、社外への約束を抜き出します。 |
| 条件と日付を確認 | 根拠と条件を一緒に残す | 同じ数値でも、対象期間や集計方法が違えば意味が変わります。 |
| 承認して使用 | 確認できないときの扱いを決める | AIの回答を急いで埋めず、不明な点を質問として残す運用にします。 |
相談前のチェックリスト
- 出典を実際に開いた
- 数字の対象と期間を確認
- 未確認の断定を削除した
よくある質問
出典付きなら確認しなくてもよいですか?
出典が存在し、実際にその主張を支えているかを確認します。日付や適用範囲も見る必要があります。
具体的な仕様が決まっていなくても相談できますか?
困っている作業、利用する人、希望時期を分かる範囲でお知らせください。一般的な記事の内容をそのまま当てはめず、現状と制約から必要な支援範囲を確認します。
NEXT STEP / 次の一歩
自社の場合を、
一緒に整理する。
AIを使っている文書と、間違うと影響が大きい項目を教えてください。作成から確認・承認までの運用を設計します。