法人の担当者・経営者、仕事でAIやITを活用したい個人
相手の悩みを聞いたのに、何を提案するか分からない。表面的な希望から、実際に止まる仕事へ話を進めてみましょう。答えを誘導せず、現状と理想の差を確認する質問を整理します。
- 01現在の流れ
- 02望む状態
- 03差と原因の仮説
- 04優先順位と追加確認
矢印の順に、自社の状況へ置き換えて確認しましょう。
1. 今の仕事を具体的な場面で聞く
『困っていますか』だけではなく、直近の一件で何をしたか聞きます。誰が、どの情報を使い、どこで待ったかを確認します。相手の言葉をすぐ自社サービスへ当てはめないでください。
できていることも聞くと、変えなくてよい部分が分かります。事実と感想を分けて記録します。
2. 望む状態と差を確認する
何が変われば良いと言えるか、いつまでに、誰が判断するかを聞きます。『売上』の内訳が集客、成約、継続のどこかを確認します。数字がなければ無理に埋めず、記録する方法を考えます。
現在と理想の差を相手と見える形にし、課題の優先順位を一緒に決めます。

3. 原因は候補として尋ねる
『原因はこれですね』と決めず、考えられる理由を示して確認します。人、手順、情報、仕組み、外部条件を分けます。AIへ整理を頼む場合も、発言にない内容は仮説と表示します。
一度の聞き取りで結論を出さず、追加の資料や担当者への確認が必要かを判断してください。
4. 次の確認まで合意する
聞いた内容、認識が違う点、未確認の項目を短くまとめます。次に誰へ何を聞くか、いつ確認するかを決めます。提案へ進めない条件も共有します。
録音やAIへの送信を使う場合は、同意と社内ルールを確認します。ヒアリングは悩みの数を集める作業ではなく、意思決定に必要な条件を揃える過程です。
判断に使う比較表
| 段階 | すること | まず確認する内容 |
|---|---|---|
| 現在の流れ | 今の仕事を具体的な場面で聞く | 『困っていますか』だけではなく、直近の一件で何をしたか聞きます。 |
| 望む状態 | 望む状態と差を確認する | 何が変われば良いと言えるか、いつまでに、誰が判断するかを聞きます。 |
| 差と原因の仮説 | 原因は候補として尋ねる | 『原因はこれですね』と決めず、考えられる理由を示して確認します。 |
| 優先順位と追加確認 | 次の確認まで合意する | 聞いた内容、認識が違う点、未確認の項目を短くまとめます。 |
相談前のチェックリスト
- 具体例を聞いた
- 相手と認識を確認
- 次の質問と担当を決定
よくある質問
数字が分からない相手には提案できませんか?
現状を整理し、記録する方法から始められます。分からない数字を推測で確定せず、確認する段階を設けます。
具体的な仕様が決まっていなくても相談できますか?
困っている作業、利用する人、希望時期を分かる範囲でお知らせください。一般的な記事の内容をそのまま当てはめず、現状と制約から必要な支援範囲を確認します。
NEXT STEP / 次の一歩
自社の場合を、
一緒に整理する。
漠然とした困りごとからでも構いません。今の仕事の流れを伺い、優先順位と必要な改善を整理します。